このページでは浅香 達彦さん製作のフリーソフト「戦国史」用のオリジナルシナリオを公開しています。
フィジーリア大陸戦史
このシナリオはありがちなファンタジー世界っぽい大陸を舞台とした完全架空シナリオです。
作者が以前TRPGの舞台として設定した大陸の戦乱の歴史をゲームで再現します。この世界には人間のほか、エルフやドワーフ、ゴブリンなどが登場しますが性能的には人間と同じです。なお鉄砲は未登場です。
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- シナリオ1 バル半島戦史
バル半島はフィジーリア大陸北東に位置し、異種族の来寇の多い土地柄で昔から頑丈な城壁を備えた城塞都市が発達してきた。かつてこの地を支配していたサラクル王国が衰退すると、太守が置かれていた12都市は独立を宣言。以来都市国家群の諸侯は互いに牽制しあいながらも独立を保ってきた。
ところが、そんなバル半島諸国の諸侯に戦慄が走るような事件が起こった。
大陸暦1025年、腐敗が進んでいた中原の大国、サラクル王国をダヌク王国が併合、国号をドラゴンサイド帝国と改めたのである。帝国のユリシーズ皇帝は、大陸の統一を目指すと高らかに宣言した。いままでの傾きかけていたサラクル王国とは違う、この新帝国が侵攻してきたら、個々の都市国家では対処できないのは明らかであった。
そんななか、バル半島諸国の中でも半島の付け根、中原との接点に位置するファイス王国ではアルベルト国王の手によって大規模な改革が進行中であった。周辺諸国が昔ながらの封建制度を固持する中、国内の大貴族たちを武力や策略を駆使して排除し、訓練の行き届いた強力な中央軍を組織するという中央集権体制が整えられていたのである。アルベルト王は、しかしそれだけで帝国と対抗できると考えるほど愚かではなかった。帝国に対抗するためには、半島を統一する必要がある。そのために使える時間は、10年もないだろう。そして大陸暦1028年春、ついにアルベルト王は大軍を南のトゥエルーン王国の国境へと向かわせたのだった…
- シナリオ2 中原の覇王
製作中